「こばきよ道」 親子。
突然だが、休みの日に娘が旦那ときた。 正月に実家で会っていたが、家に来たのは 久々だった。
ここで、読んでいる人は、ハラハラドキドキの 展開を期待するのだが、そんな話ではなく保険とか 家とか大人の話だった。
まだ結婚する前は会話が途切れることは余りなく くだらない話をしたり、時には怒ったり、笑ったり 都合悪くなると、自分の部屋に行ったりとまさに 一つ屋根の下だった。
改めて2人と話す。 不思議と所々会話が途切れる・・ もう・・・他人の苗字なんだ・・・・ 改めて感じた。
そんなこんなで、長い30分が過ぎるか、位 に2階から、幸運を呼ぶ鈴の音がしてきた。
その正体は・・・・ 「ティアラ」 「おう君はこのピンチを救うなんて、グレート な猫なんだと心の中で拍手喝采」
眠そうな目を器用に手でこすりながら、皆のいる リビングに来た。 娘がティーちゃんと呼び抱っこする仕草をすると・・ 昔あれ程なついでいたはずのティアラがおっかな ビックリ娘にちかずいて、クンクンすると、すぐ おしりを向けて違う部屋に行ってしまった。
娘に言った。 ティアラにとってもこの半年以上離れていたのが シヨックだったんだよ。
そうだね。もうOO(苗字)なんだから、頑張ら なくっちや。 そう笑う娘の顔が少し寂しそうで、忘れられなか った。
いっまでたっても子供は子供・・・・ 何かあったら、すぐに言っておいで・・・
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