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4月に入り、新生活を始める人も多いと思います。
その中には、初めて親元を離れて一人暮らしをするという人もいるでしょう。
私は大学に入学してから一人暮らしを始めました。
実家暮らしの時は全て母親任せで、
炊事・洗濯・掃除はもちろん、家のことはほとんどやってもらっていました。
それなのに、洗濯物のたたみ方に文句を言い、お風呂の温度がぬるいと文句を言い、
食後に食べるお菓子がないと文句を言い、朝起こす時間が遅いと文句を言い・・・
今になって考えればわがまま放題でした。
そんなわがままを聞いてくれていた実家の両親(+姉)に手伝ってもらい、
一人暮らしのアパートへの引っ越し作業が終わって、アパートから家族が出て行ったあと
「やっと一人になれた!これからは自由だ!」
なんて思うと想像していたのに、実際に感じたのは
「なんか寂しい・・・」でした。
あの時感じた寂しさは、今でも忘れられません。
その後、貧乏学生だった私を気にかけて、
父親に内緒で食品や日用品を宅配便で送ってくれた母親、
アパートの家賃や光熱水費を結局全額負担してくれた父親。
実家を離れてもうすぐ20年。
感謝の気持ちはありつつも、
年に数回しか帰らない実家では、何を聞かれても「うん」しか言わず
ほとんどしゃべらない私を、いつも気にしてくれる両親。
新生活をスタートする皆さん
支えてくれた家族に、改めて感謝の気持ちを伝えましょう。
「あ・り・が・と・う」
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